FIFAワールドカップ南米予選 第11節 エクアドル×ブラジル

〔11月17日 16:00キックオフ スタジアム:オリンピコ・アタワルパ(キト)〕 

エクアドル 1-0 ブラジル

ECUADOR BRASIL

デルガド   カビエデス

ウルティア        メンデス

M・アジョビ  E・テノリオ

アンブロッシ         デ・ラ・クルス
エスピノーサ  ウルタド

ビジャフエルテ

  ロナウド  ロナウジーニョ

  カカ            ジュニーニョ

レナート  クレベルソン

R・カルロス           カフー
      ファン  R・ジュニオール

ヂーダ



 さて、やって来ました世界最強サッカー王国ブラジル戦。ロナウド、カカ、ロナウジーニョ、アドリアーノ、ロベカル・・・名前を見るだけでよだれが出ちゃう蒼々たる面々。でも前節ベネズエラ戦を落としているだけに絶対負けられない一戦。エクアドルはカビ、デルガドと前回予選でブラジルDFをこじ開け、対ブラジル戦初勝利をもぎ取った2トップ。左SHには予選初出場のウルティア。ブラジルは現在世界最高FWとも称されるアドリアーノを温存し、ロナウドとロナウジーニョの2トップ。

 ブラジルに最初のチャンスが訪れたのは11分。ロナウドがキーパーと一対一になるも放ったグラウンダーのシュートは惜しくも枠の外。15分、対するエクアドルに初めてのチャンスが訪れる。メンデスのアーリークロスをデルガドが頭で合わせるが、不運にもACミランの守護神ヂーダの真正面。直後のコーナーキックでもデルガドがヘディングするが、惜しくも相手にクリアされる。19分。ロナウジーニョのスルーパスをカカが左足で合せるが、サイドネットに突き刺さり、エクアドルは何とかピンチを回避。44分にはカフーのクロスからカカがシュートを放つも、決まらず。45分、エクアドルがゴール正面でフリーキックを得る。前半最後のチャンスはカビエデスに任されるも、惜しくもゴールポストに数センチ及ばない。前半はデ・ラ・クルスがやはりさかんに右サイドをオーバラップするもなかなかフィニッシュに至らない。ブラジルもカカを中心に攻めるもロナウドが精彩を欠いていた。カビエデスに調子の悪さがある感は否めない。いつものテクニックは健在だが・・・ブラジルにはブラジルらしいスペクタクルなサッカーも期待したい。

 後半開始早々、スアレス監督はウルティアに変え、ファンタジスタ・サラスを投入
('46 inサラス outウルティア)。後半に入ってなかなか攻撃参加ができなかったブラジルだが、56分、カカがゴール前で倒され、フリーキックを得る。キッカーはロナウジーニョ。そのファンタジスタの右足から放たれたフリーキックは壁に当たり、こぼれ玉で同じくロナウジーニョがボレーを放つがバーを直撃。62分にはクレベルソンがシュートを放つも、キーパー・ビジャフエルテの正面に('64 inリカルジーニョ outクレベルソン)66分にはまたもやカカがループ気味のシュートを放つがボールはゴール右横へそれる。エクアドル久々の決定機は70分に訪れる。カビエデスのシュートはキーパーに弾かれるが、詰めていたデルガドがヘディング。しかし、惜しくもボールは枠内に入らず。
ここでスアレス監督はいまいちパッとしないカビエデスに代えてW・アジョビを投入。元柏レイソルのドゥドゥも投入される。
('74 inW・アジョビ outカビエデス/inドゥドゥ outジュニーニョ)。首を長くしてまっていた歓喜の瞬間は76分。デラクルスのクロスをデルガドがタッチし、メンデスへ。メンデスはゴール左隅に冷静にシュートを放つ・・・
GOOOOOOOOOOOOOOOOOAL!!!!(74' メンデス)。ついについに喉から手が出るくらい欲しかった得点を奪う。焦燥感が募るばかりのブラジルは81分に切り札アドリアーノを投入するも、万事休す('81 inアドリアーノ outカカ)('90 inレアスコ outデルガド)。エクアドルが対ブラジル戦2勝目を飾った。

 欧州からの長距離移動のせいか、動きが鈍かったセレソンだが、それ以上にエクアドル代表が光っていた。デ・ラ・クルスの突破、デルガドのヘディング、サラスのテクニックなども十分冴えた試合ではなかっただろうか。セレソン戦での勝利ほど大きいものは無い。是非この勢いで予選突破を決めて欲しい。

《独断選手評価》
ビジャフエルテ:6.5(安定したセービング) ウルタド:7(セレソンの攻撃の芽を幾度も摘み取る) エスピノーサ:7(ウルタドと同上) デ・ラ・クルス:7.5(彼の攻撃はやはりファンタジックかつ繊細!) アンブロッシ:6(攻守の切り替えが良い) M・アジョビ:6(守備陣の司令塔) E・テノリオ:6(果敢な攻撃参加) メンデス:7.5(文句ナシで今日のマンオブザマッチ) サラス:6.5(直接得点には絡まなかったが、存在感は抜群) カビエデス:6(中盤に下がったりなどもし、攻守で健闘したが、ややエゴイストなところは改善点か) デルガド:6.5(やはりエースは彼)

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