90年代初頭からのエクアドル弱小時代を知る選手。エクアドル・サッカーの成長と共にサッカー人生を歩んできたといっても過言ではない。経験と安定感が売りのキーパーである。
日韓W杯予選のホームでのブラジル戦。なんと彼はバイエルン・ミュンヘンのオリバー・カーンのユニフォームを着てピッチに立った。勿論すぐに審判に咎められたが、一体彼の本意は何だったんだろうか・・・。肝心の試合ではカーンもびっくりの好セーブを連発。母国に初のブラジル戦勝利をもたらした。なかなかのやり手である。
だが、靭帯を怪我し04年8月の南米予選ウルグアイ戦を欠場すると、そのまま代表のレギュラーキーパーのポジションを奪われてしまった。ただ、年齢ほどスキルは衰えておらずLDUキトに移籍し活躍。後述するリベルタ制覇がきっかけとなって代表にも再び呼ばれ始め、正キーパーの座を再びものにした。
コパ・リベルタドーレス2008では神業セーブを連発し、優勝がかかったPK戦では3本も止め、悲願のリベルタ杯覇者となった。クラブ・ワールドカップ2008決勝では、マンUに0-1で敗北したものの、随所で好セーブを記録。37歳にして世界中にその能力を見せ付けた。 |