FIFAワールドカップ南米予選 第12節 エクアドル×パラグアイ

〔3月27日 16:00キックオフ スタジアム:オリンピコ・アタワルパ(キト)〕 

エクアドル 5-2 パラグアイ

ECUADOR PARAGUAY

デルガド   O・テノリオ

メンデス          バレンシア

M・アジョビ  E・テノリオ

アンブロッシ         デ・ラ・クルス
エスピノサ   ウルタド

ビジャフエルテ

  カルドーソ   カバナス

モンへス          ガビラン

オルティス    ボネト

ダ・シルバ               カニサ
ガマーラ    サラビア

ビジャール



 「Si se puede!(やればできる)」って素晴らしい言葉!
 勝ち点16で並んでいるエクアドルとパラグアイの直接対決。キトでの試合は、なんとエクアドルの4勝負け無しという超有利なデータが出ているが果たして・・・。エクアドルはデルガドとスピードのあるオティリノ・テノリオのツートップ。右サイドハーフには予選初スタメンのアントニオ・バレンシア。どういう選手か楽しみである。パラグアイはサンタクルスが怪我でメンバーから外れ、クエバスはベンチスタート。

 両チーム初のシュートはデルガド。メンデスのフリーキックを頭で合わせるが、キーパーに止められる。勢いはエクアドルだが・・・。8分、PK内でカルドーソと競り合ったアンブロッシがハンドを取られ、PKに。明らかに故意ではなかったので厳しい判定。これをカルドーソが難なく決め、パラグアイが先制。その後、デルガドが果敢にシュートをを放つが悪い流れを断ち切れないうちに、14分、上がっていたディフェンスラインの裏を突かれ、カバナスが2点目を奪う。カバナスのゴール後のおどけたパフォーマンスにやりきれない思いを覚えたエクアドルサポーターもいたことだろう。前半開始15分で2点を奪われ、キトで超有利というジンクスも効果なく、スタジアムにかけつけている地元サポーターも茶の間の私もここで万事休すかと思ったが、なんとここから奇跡が始まっちゃうんです。
2点を先制され、焦燥感が募るエクアドル。O・テノリオやデ・ラ・クルスが突破を試みようとしたりと、この流れを打ち消そうとするが、上手くいかない。しかし、ドラマは突然始まった。再三右サイドを崩し、シュートを放っていたバレンシアが31分、ミドルレンジからやや投げやりなグラウンダーのシュートを放つ。平凡なシュートだったが、キーパー・ビジャールが動けず、ボールはゴールネットど真ん中に突き刺さる。まずはエクアドル、1点返上!よっしゃー!この勢いで同点に追いついてくれ!との期待に応えてくれたのはメンデス!前半終了直前のロスタイムに、中に切れ込んだメンデスは右足で軽くシュートを放つ。きれいな放物線を描いたボールはゴールに吸い込まれていき、エクアドルは同点に!!

 この勢いそのままに、47分、アジョビのパスをデルガドが落とし、メンデスが右足で豪快にゴールに蹴り込み、20分程で勝ち越しに成功する!
このゴールラッシュはとどまることを知らない。49分、デルガドの放ったシュートのこぼれ玉を拾ったバレンシアはペナルティーエリアやや手前からがむしゃらにシュートを放つと、ボールはキーパーの左腋を抜け、4点目!もう、凄い展開!ミドルシュートがバンバン決まるなんて水島新司も、キャプテン翼でもありえない展開となる。2点リードしたエクアドルはディフェンスラインのズレも修正され、安定した試合運びを展開する。デルガドも一対一の場面でループシュートを狙うなど余裕も見られるようになる。
 そして76分には途中出場のサラスが左サイドから突破しようとし、ペナルティーエリア内で倒され、PKを得る。これをチーム最年長のM・アジョビが難なく決め、ダメ押しの5点目を奪う。
その後、戦意喪失したパラグアイは強引に攻め込んでくることも無くなり、エクアドルは無難な試合運びをしているうちに試合終了!

 2点を先制されたときに誰がこんな展開を予測しただろうか?次々と決まるミドルシュートは見ていて気持ちいいことこの上ない!バレンシアの株は急上昇。固定されてなかったメンデスの相棒は、ワルテル・アジョビを差し置いて彼になるだろうか。メンデスも素晴らしかった。芸術品と形容しても差し支えないくらいに美しい2つのゴールだった。ブラジル戦やクロアチア戦といい、彼の勝負強さには脱帽だ。これから新しいエクアドルの顔となることだろう。しかし、単独3位に入ったからと言って喜んでばかりいられない。問題点も検証しておこう。まず、攻撃の要デ・ラ・クルスの不調。クラブでの不調引きずるかのように、パスミスが目立った。また、今日の試合では5得点こそ奪ったものの、ミドルシュートとPKのみで、相手ディフェンスラインを崩したゴールは1本も無し。ここはペルー戦までには改善しておきたい。デルガドのヘディングは相変わらず光った試合ではあったが。
 まぁ、とにかく、パラグアイ相手に勝てたことは大きい。この勝利の余韻覚めやらぬうちに30日のペルー戦もアウェー初勝利となるよう奮闘を願うばかりである。

【選手交代】
57分:O・テノリオOUTサラスIN 78分:デルガドOUTカビエデスIN E・テノリオOUTカイセドIN(エクアドル)
52分:ガビランOUTバレットIN モンへスOUTクエバスIN(パラグアイ)

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