FIFAワールドカップ南米予選 第16節 ボリビア×エクアドル

〔9月3日 15:00キックオフ スタジアム:エルナンド・シーレス(ラパス)〕 

BOLIVIA 1-2
(0-1)
ECUADOR
ボテロ     メンデス
         (53'パス)
ガリンド
アルバレス           パチ
                  (53'バカ)
フロレス   ゴメス
(68'アルセ)       .
バカ    ラルデス    ハウレリ

アリアス

デルガド

バレンシア
(46'サラス)
メンデス             レアスコ
                  (77'ララ)
M・アジョビ    E・テノリオ
(89'カスティージョ)           .
アンブロッシ          デ・ラ・クルス
エスピノサ   ウルタド

モラ




 4位パラグアイに勝ち点1までせまられているエクアドル。ここで最下位ボリビアに勝っておかないと今後苦しくなるので是非とも勝利したい。対するボリビアは突破の可能性は一応残しているものの、ほぼ絶望的なため2010年を見据え、若手主体でエクアドルに臨む。

 キックオフ直後はボリビアが若手主体の勢いそのままにエクアドルゴールに襲い掛かるもシュート精度を欠き、得点できず。勢いの面でやや遅れをとったエクアドルだったが、8分、ボリビアDFがキープしているボールをバレンシアが果敢にチャージし奪い、デルガドへ。デルガドはシュートコースがほとんど無いにもかかわらず半ば強引にシュートを放つ。それが相手DFに当たってコースが変わり、ゴールネットへと吸い込まれ・・・。決してきれいとはいえないフィニッシュであったが、エクアドルはモチベーションの相違がもたらしたであろう虎の子の1点を奪う!その後はデ・ラ・クルスの素晴らしいドリブル突破を軸に攻めるエクアドルだったが追加点が奪えない。ボリビアは押され気味だったが攻撃を緩めず、前半終了直前の42分、CKをバカが巧く足であわせ、同点に。

 後半、やや硬直気味だった前線を活性化させるべく、ファンタジスタ“エル・マゴ”サラスが投入される。それが奏功したのか後半開始直後の50分、メンデスのアーリークロスをDFに競り勝ったデルガドがヘディングで相手ゴールネットに突き刺し、決勝点をゲット!その後、やや守勢に出たエクアドルに対し、ボテロを中心としたボリビア攻撃陣が襲い掛かるも予選初出場のモラが無難に対処し、事なきを得る。後半終了直前にデルガドが惜しいシュートを放つも、ポストに直撃しハットトリックはならず。完勝とは言えないまでも、エクアドルにドイツへの切符を得る資格があることを証明する好ゲームだった。

 今日のゲームの最優秀選手はもちろんデルガドではあるが、GKのクリスティアン・モラも忘れてはならない。予選初出場ではありながら落ち着いたセービングでゴールマウスを守った。キャッチングと安定感に難のあるビジャフエルテに替わってレギュラー奪取もありえるかもしれない。

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